Nucleus CMS がバージョン3.71 へアップデート
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CMSの中でも特に息の長い、Nucleus CMS がアップデートされたそうです。2015年 12月28日でバージョン3.71 ということで、このCMS、英語圏である本家では開発終了となりましたが、そこから日本開発チームに主軸が移りいろいろと修正・改良が盛り込まれた版だそうです。
細やかな改善
さっとインストールしてみました。WordPress と同じくブログCMSなのですが、その際に重要視する管理画面・投稿画面がカスタマイズしやすいようにならないことには、やはり手が伸びにくいです。スマホ対応していないのも今時だとなかなか厳しいものが。
今後のCMSの流れとしてはシンプルな外部投稿が増えそうですが、やはりPCでのUIが重要なことに変わりはないと感じています。しかし世界でも随一のシンプル設計なCMSですので、管理画面を必要としない形での利用では重宝します。
開発チームのメーリングリストで経緯を見てみたかったのですが、残念ながら非公開になった?ようで閲覧できませんでした。プラグインとその開発者が昔よりも減っているものの、今後に成長に期待したい印象を感じています。
アップデート内容
- [重要] CVE-2011-3760 : Nucleusのシステム情報を取得される脆弱性を修正(重要度–低)
- [重要] PHP7対応(インストーラ調整–mysql関数のラッパー組み込みなど)
- [新機能] アイテム一覧画面にアイテム複製機能を追加
- [新機能] カテゴリの並び替え機能(categoryテーブルにcorderを追加)
- [新機能] 投稿画面に現在時刻を挿入するボタンの追加
- イレギュラーなコレーション(エンコード)設定のテーブルを正規化するアップグレード支援プログラムを追加(nucleus/upgrades/convert.php)
- アイテム一覧の並びを調整(ドラフト記事が先頭に並ぶようにする)
- スキン編集画面のスキン並び順を調整
- 投稿画面のレイアウトを調整
- 管理画面クイックメニューのポジションを固定する
- メンバー設定画面のオートコンプリートを防ぐ
- 管理画面クイックメニューの並び順を調整
- 管理画面クイックメニューをブロックごとに開閉できるようにする
- 投稿保存後の遷移を調整(同じ投稿画面を開く)
- スペシャルスキンのスキン名の1文字目の大文字表示を廃止
- 最新バージョンのチェック用URLを変更
- 管理画面の表示が遅い問題への対応
- ログインフォームのスパム対策
- PHP4環境ではアップグレードできないようにする
- 最新のFirefoxでリストア操作ができくなったため修正
- $CONFの値をindex.phpで上書きできるようにする
- 管理画面アイテム一覧のナビゲーションを調整
- メンバー追加時のFatalエラーを修正
- 管理画面–システム環境一覧に表示する情報を追加
- PHP5.6のDeprecatedエラーを修正
- ブックマークレット調整
- 管理画面プラグイン一覧を調整
- ドラフトオートセーブをデフォルトでオフにする
- 管理画面にbaseタグを追加(プラグイン管理ページでURLがずれることがあるため)
- getMinNucleusVersionのデフォルト値を350に変更
- v0.x-v1.x系からのアップグレードパスを整理
- addBreaksの処理を改善(行末がブロックレベル要素の場合は改行を付加しない)
- 管理画面の操作性改善 – クラスNAVLISTにページ移動ボタンを追加
- 管理画面全域でjQueryをロード
- ネット非接続環境でbookmarkletでの編集スタイルが壊れるため改善
- 管理 アイテム一覧 アイテム表示のリンクを追加
- チームの管理 – 選択できるメンバーがいない場合は表示しない
- action=blogcommentlist のリンク表示の修正(不要な場合はクリックするとエラーになるため表示しないようにする)
- 管理画面 action=browseownitems(あなたのアイテム)にカテゴリ絞り込み機能の追加
- 関数 MEMBER::writeCookieKey()を追加
- 管理画面 action=itemlist にカテゴリ絞り込み機能の追加
- 管理画面のコメント操作の改善(リンクまわり)
- 古いaction.phpをアップグレード時にチェックする
その他の詳細情報は、新しい本家のニュースリリースにてご覧ください。
Nucleus CMS 3.71 リリース! – Nucleus CMS Japan